2012年11月29日

「秋の読書と挿絵にまつわる・・・B」

次に手にした棚の本は、森 茉莉さんの【贅澤貧乏】

この本に出会ったのは高校時代で
当時、友達の友達の友達だったMさんという同級生と文通していたのだけれど
そのMさんが紹介して下さった短大生のお姉さんとも
Mさんを介して文通が始まった

Mさんとそのお姉さんは従姉妹同士で、家もご近所で
大きな農家の跡取娘と言う育った環境も同じで、苗字も同じで
二人とも、すらっとした美人だった
今も多分そうだろうと思うけれども
当時から宝塚の大ファンで、二人でレースやリボンの付いた
白いお姫様ドレスなどで装いながら
月一か、二ヶ月に一度ほどの割合で、徳島から神戸まで水中翼船に乗り
劇場まで足しげく通っていたのだった
そのお姉さんが、

・・・森茉莉は、もう読まれた?とても素敵よ・・・

とおっしゃるので、いそいそと本屋に行った
買ったのは、多分、新潮の文庫本で、表題作の他
【恋人たちの森】【甘い蜜の部屋】などが入っていたと思う
今でも、森茉莉と聞くと、深まりゆく秋の気配と共に
文通で使っていた、小さな枯葉が舞うイラストの便箋や封筒
ローズ色の軸のセーラー万年筆に、すみれ色のカートリッジを入れて
ワクワクしながら書いた手紙等々・・・
本の内容さながらの、ロマンティックなモノたちが浮かんでくるのだ

その文庫本は、数々の引越しとともに何処かに行ってしまったけれど
数年前にまた思い出し、この本なら、ハードカバーで持っていてもいいなと
古本で(古本が多くてすみません)買っていたものだった

贅沢貧乏

栞代わりに挟んでいる蔦の葉は、拾った落ち葉だけれど
大きすぎて少しだけ先端がはみ出すので、
はみ出す部分をクルクルと変えながら使っているが
【紅い空の朝から・・・】などを読んでみても
この枯れかけた大きな蔦が自分の著作に挟んであることに、
ヘンジンで、洋物かぶれで、気難しく生活能力の全くない
童女がそのままお婆さんになったようなロマンティックな女流作家は
怒ったりしないだろうと思われる
多分、大好きな色であり、アイテムなのではないかと思ったりする

『…朧ろなオリイブ色や鈍い黄色の濃淡、水灰色、柔らかな煉瓦色・・・』
『…露草とアスパラガス、薔薇、小百合の葉、なぞの枯れた花束の下に、
ボッチチェリの春の女神が三人…』
『…紅茶の輝き、無糖コンデンスミルクの澱んだ白、
ボッチチェリの薔薇の花の茶碗、透明なミルク入れ、
濃い菫色に光るアルマイトの菓子入れ・・・』


などの表現を読むと、実際にどんな色の組み合わせでどんな部屋なのか
久しぶりに絵の具を取り出し、パレットに色を広げ
挿絵やイメージ画のようなものを描きたくなるし
硝子に陶酔している硝子フェチの記述などは、
同じくどんなガラスでも捨てることが出来ず、
中でも私の一番のヒットを、森茉莉風に表現すれば

・・・波や、ダイヤの繊細な彫刻の施され
ボッチチェリの女神の腰の丸みのような、
陶酔する程に美しいアーチの描かれた
丸型のシルエットの海苔の佃煮の空壜と、
かつては琥珀色に輝く透明な胡麻油で満たされていた
今は夕暮れの深い紅色や、明方の空のような黄金色をした
芳しい菊の花束が入れられ、我が住居の薄い水色のタイルの貼られた
トワレットに飾られている空壜の花瓶は・・』(笑)


だと歓喜している私なので、もし今もお近くでご存命ならば、
きっと愉快なガラクタ談義が出来たのでは・・・と想像するだけでも楽しい
そして、唯一得意だったと言われている料理や、食べ物の記述も素晴らしいが
中でも大好きだとおっしゃる『英吉利チョコレエト』を齧るところは
深夜、こちらまでチョコが食べたくなり、でもチョコの買い置きはないので
珈琲を濃い目に入れて飲みながら読んでいたら、
結局頭が冴えてしまい、最後まで読んでしまったので
翌日は、少々睡眠不足で困ってしまった

そんな森茉莉独特の世界だけれど、二度の離婚、貧乏な一人暮らし
何か書かなければ明日の食事にも困るというような
実際のところ想像するに、かなり逼迫した辛い状況ではあったわけで
若い頃に読むのもいいけれど、書かれた当時の実年齢に近くなればなるほど
より味わいを持って読むことができることを認識した

この作家の生存の頃の逸話に触れるたび、
現実にこんなお婆さんが近くにいたら、
迷惑極まりない話なのかもしれないが
この京都と言う土地もかなりのヘンジン揃いのところなので
事実、よく似た老女を私は何人も見てきたし
どちらかと言えば、お友達になれる要素は多々あるのである

そして、最も興味深かったのは、随筆や小説を書く苦難が
割と正直に書かれていることで
しかも、自らは他人の悪口や非難などが大好きなくせに
意外にも他人の評価をとても気にしていたというところなど
お嬢様気質の抜けない憎めない可愛らしさや、親しみのようなものを感じる

そして、ご自身は、この表現が大嫌いだとおっしゃる『ユウモア』
この『ユウモアではないおかしみ』が、森茉莉自身にも満ちている
名前を変えて、度々登場してくる室生犀星が
森茉莉ならぬ『牟礼魔利』(むれまり)のことを表現している箇所は
あまりの可笑しさに、深夜一人で声を上げて笑ってしまった程だけれど
こうしてかなり冷静に自己分析し
それを他人に言わせるという究極の自虐ネタで作品を作ってしまう筆力は
生活能力とは別のところでの生きる能力というのか、
作家の作家たる凄まじい性と鈍感力と、究極の『おかしみ』
そして生きることの哀れ(あはれと表現したい)を感じる・・・

表題作以外に【青い栗】という前期の作品が載っているが
あまり装飾のない文体が新鮮で、醸し出されているアンニュイは
私の一番好きな原田康子さんに通じるものがあることも初めて知った
そう思うと、お顔もどことなく似ておられるような・・

ところで、その原田康子の【挽歌】
これもわりと最近、文庫本バージョンが欲しくて買った古本だけれど

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中学のとき、購入した記念すべき文庫本の表紙は
左右に大小の木が、紫や芥子の大胆なタッチで描かれていたもので
こちらは同じ木でも、北大のポプラ並木のようだけれど
サインを見ると、同じ人に間違いなく
『yasu』と筆記体で書かれている

そこで知りたいのは、この挿絵画家のお名前なのだ
多分、昭和4、50年頃、ご活躍されていた
挿絵画家ではないかと想像しているのだけれど
何方かご存じないでしょうか?
今のところ、全く情報が見つかりません

posted by マロニエのこみち・・・。 at 12:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月26日

「秋の読書と挿絵にまつわる・・・A」

次に手に取ったのは、川端康成の【川のある下町の話 他一編】

これは、川端康成が53歳、昭和28年の作品だそうで
前年に、芸術院賞を受賞した【千羽鶴】
翌年には野間芸術賞を受賞した【山の音】が生み出されていて
その間に、雑誌【婦人画報】の連載小説として
一年を通して書かれた作品と言うことである
こうして年譜を探るだけでも、
作家として脂の乗り切った時代のものだと思わせられる

ばくっと説明すれば、医大でインターンをしている二枚目の学生が
女子3人にモテすぎて困っている・・・というチャラい話になるのだけれど(笑
何分時代背景が戦後・・
舞台は題名どおり、川のある東京の下町で
バラックが残る焼け跡に新しい家が次々に建てられ
そこで運命に翻弄されながらも、真摯に生き方を模索している
いずれも魅力的な美男美女たちのお話なのである

美少女が流れ着く先は、米軍基地のあった福生で
当時の福生の町の描写も、よりレトロ感を出しています
そう、とにかくレトロ・・
そして、幾分メロドラマ風ではあるものの
登場人物が全て善意の人で、哀しいけれども、どこか温かい
子供の頃から身内の不幸続きで、
辛い幼少期を過ごされたと言う作者だからこそ
この本に出てくるような人の温かさを
人一倍求めていたのではないだろうかということを感じたりする
とにかく、この川端康成先生の作品は、
まさか53歳のオジサンが書いたとは思えないくらい
とてもメルヘンで乙女チック・・
いやはや本当に毎回驚かされています

・・・といいながら、悪ふざけの横道に逸れるけれど・・・
・・・若い頃の川端康成さんって、氷川きよしさんに似てませんか?(^^;;

さて、この作品は、昭和29年に映画化もされたらしく
古い映画をよく観ている私も流石にこれは未見だけれど

●二枚目の主人公に、根上淳
●薄幸の美少女に、有馬稲子
●実は恋愛感情を持つ友人役に、山本富士子
●主人公を慕い、健気に尽くす従姉妹役に、川上康子
●美少女を助けて死んでしまう心優しいチンピラ役に、品川隆二

・・・だそうで、かなりの適役だと思うけれども
主人公は、クールなイメージの根上淳よりは、どちらかといえば
もっとソフトな、佐田啓二をイメージしながら私は読んでいました
注目は品川隆二(笑
まだ焼津の半次を演じる前の、見た目そのままの二枚目役ですね(笑

この超レトロな、ある意味正統派メロドラマ的小説に
より雰囲気を添えるのが挿絵

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この挿絵画家は、福田豊四郎さんという日本画家で
昭和世代なら懐かしい、あのデンターライオンの、福田豊土さんのお父様です
迷いのない骨太の線、レトロなモチーフがとても素敵!

昨年だったか、百恵さんの懐かしいドラマに出ておられる福田豊土さんを見て
この方って、結構知的なお顔の方だったんだ・・・と思い検索すると
高名な画家の先生のご子息と知り、
そのときに、お父様の絵のことを知ったのだけれど
たまたま買った古本の挿絵で偶然出会って、
これもまた、ある意味ラッキーとでもいうのか、
面白いご縁を感じたのでした

posted by マロニエのこみち・・・。 at 09:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月21日

「灰色の瞳」

本の続きを書くつもりだったけれど、
昨日いいことがあったので、先にこちらを・・

今年も月下美人が咲いた
他にも今夜咲きそうな蕾が一つと、数日後、咲きそうな蕾が二つ・・・

何でも昨夜は、上弦の月だったそうで
まさしく月の下に咲く花は妖しく美しく、
先日行った喫茶店ソワレの店内と、東郷青児の美人画を思い出した・・

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昨日あった、もう一つうれしいこと・・・
今年も北長野から、林檎が届いた
この送り主様と知り合ってから、そして、私が書いたある記事をきっかけに
林檎が送られるようになってから、もう何年が経つだろうか

毎年、お誕生日に、マドレーヌちゃんとお揃いの服を
オーダー下さるお嬢ちゃまは
ついこの前、生まれたばかりのように思っていたのに
もう、干し柿を作ったりなさるそうで
可愛い手で作られた干し柿が、軒下にぶら下がっている様は
想像しただけでほっこりする・・

もう何度か書いたことだけれど、この温かさに触れるたび、
父の三つ違いの兄である伯父が、長野の地に骨を埋めたことが、
少しだけわかるような気がする・・・

黄色いのがシナノゴールド
赤いのがフジ

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初冬のこの時期になると聴きたくなるのが、加藤登紀子さん
加藤さんを歌手として育てたのは、石井好子さんだということだから
結局同じようなグループの曲を聴いていることにはなるのだけれど・・

加藤登紀子さんの歌を意識して聴いたのは、
弟が病気で入院した中学のときで、この曲が発売され
新しいアルバムが出た頃である

そのアルバムは、父が買ったものだった
父の運転する車で、病院に向かう時、
車窓から陽の落ちた市内の景色を眺めながら
カセットテープから流れる物憂い曲を聴いた

父は多分、加藤さんの曲が好きだったと言うよりも
敬愛する兄と同じ大学を出た加藤さんだということが
好きだったのではないだろうか

小さな坂を超え、吉野川大橋を渡ると、
弟のいる病院のビルの灯が、闇の中に浮かんでいた
曲の物憂さを引きずったまま病室に入ると
いつも濃く長く縁取られた睫の影の下の
大きく潤んだ瞳を光らせながら
じっと私を見つめる少年がいた
(・・・と、当時の私はそう感じた)

何の病なのか知らないが、
いかにも腺病質で癇の強そうなその少年の
熱を帯びたような瞳に見据えられると
そのあまりの美しさに射すくめられ、弟にかける声さえ出てこなかった
郷愁を誘うような温かく物憂い曲の旋律は
冷たい初冬の空気に似合うと思う

あの子は、どんな大人になっただろうか・・

灰色の瞳


posted by マロニエのこみち・・・。 at 10:43| Comment(4) | TrackBack(0) | 懐かしの歌謡曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月20日

「秋の読書と挿絵にまつわる・・・@」

夏の間は、オールナイトニッポンを聴きながら仕事という
夜更かし三昧の日々を過ごしておりましたが
どうも睡眠不足気味で体調もよろしくなく
また、こう寒くなると温かい毛布の感触が恋しいので
この頃は、できるだけ早く布団に入るようにしています

でも、入ったからといっても眠れないので
溜まっている本を片っ端から読むのが、このところの日課となっております
夜の読書のお伴は、ウェスキー入りのお紅茶であります・・
で、少し前に読み終わったのはこちら・・

お目にかかれて満足です(上) (集英社文庫)
お目にかかれて満足です(下) (集英社文庫)

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本くに子さんのロマンティックな表紙が可愛い・・・

田辺聖子さんの本を読むのは久しぶりで、
最初は、ちょっと苦手な、やたら括弧書きの多い文章や
あっちこっちと話が飛ぶのに少し閉口しながらも
主人公が、大好きな手芸や編物の作品を、
神戸の洋館建ての自宅をアトリエ兼店舗にして、
仕事をはじめると言う設定に興味を持ったのと
その主人公の生み出す作品群・・・
カラフルなニットのワンピース、遊び心のあるバッグや小物類、人形など
懐かしい70年代の匂いがプンプンして
古い洋館の描写も素敵で、イメージが頭の中で膨らみました

また、私の恋人、ユーゾー(サエキ)を長身の船乗りにしたような
魅力的な義弟の存在にも、主人公と同じ目線でドキドキハラハラさせられ、
ごく普通の主婦だった主人公が、
自分の仕事に自信を持ったことで精神的にも自立し、
ちょっとしたことでこじれてしまう愛すべき夫との日常のいざこざも、
軽く受け流せるような大人の女性に変わっていく様が、
実に見事に描かれていました
特に最後の月夜のシーンは素晴らしく、
いつのまにか、魔法にかかったように、本の世界に惹きこまれ
あっという間に上下読み終わりました

流石に数々の賞を受賞している田辺聖子さん、
やはり只者ではないなと言うことを認識させられました

そして読後の解説を担当している林真理子さん
これがまた憎い・・・
本当に心憎くなるほどに、適切かつ上手い表現をなさっています
女流作家、恐るべしです

posted by マロニエのこみち・・・。 at 09:46| Comment(2) | TrackBack(0) | 本・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月18日

「六年ぶりの土器作り♪」

6年前に参加して以来、今年も開催されないかと
毎年この時期になると、密かに検索し探していた『野焼き』♪♪♪

今年も同じくネットで追っていると・・・
なんと!六年ぶりに、開催されると言う記事を
少し前に見つけたのです!
さっそく申し込みし、昨日、土器作りに出かけました♪

その野焼き、土器作りとは何ぞや・・・ということですが
六年前の記事を見て下さった方はおぼえていらっしゃるかも知れませんが
さて、その記事は、こちらです♪

2006年12月03日「野焼きの日」

ワイルドな土器作り、その土の素朴で癒される感触もさることながら
焼き上がりを待っている間のイベントも楽しいのです
ぜひぜひあの楽しさを、もう一度味わいたいと
六年間、待ち続けた甲斐がありました
申し込みのとき、そのことをお伝えすると
主催の方も、とても喜んで下さいましたが
こちらこそ、本当にありがとうございます!という思いです♪

またまた匠ポーズになっているケイヨウ

土器作り

私も隠し撮りされていました;
結構真剣にやっています

土器作り

出来上がった作品たち・・・
前回は、細々とたくさん置物類を作りましたが
今回は実用に徹して主に植木鉢を・・

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六年前は、若いカップルや、女性一人での参加が目立ちましたが
今回は、若い親子連れが多かったように思います
晴れなら御所の一角で・・・、雨なら神社の会議室で・・という予定でしたが
きっちり大雨でした
でも、暖房つきの室内で、かえってラッキーだったかもしれません(^^;

しかしながら、六年前の画像と比べると、
ケイヨウは幼児から少年に・・・(*´∀`)ノ
私は経年による諸々の変化が否めませんが(´Д`);;
それはさておき、とにかく野焼きの日が楽しみです!

夕暮れの、雨の烏丸通り
京都の紅葉も日毎に進んでおりますが、まだこのように、
これから黄色くなる銀杏も残っています♪

土器作り

外出のお楽しみはマクドナルドで・・
楽しい一日を過ごしました♪

土器作り

posted by マロニエのこみち・・・。 at 19:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 育児 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月12日

「青春と、初めての失恋と・・・」

秋たけなわの今日この頃・・・
行事も盛りだくさんで、先日は2日間、ケイヨウの学校で
学習発表会がありました
今までは、自分ちの子の出ている舞台とその前後、
飾られている展示物、そしてワーク製品を見て買って帰る・・
というのが多かったのですが、
今年ケイヨウは生徒会本部役員としての出番もあったので
少し多めに時間を作りました

大勢の人の前での、たくさんの任務を抱えた本番の前夜
緊張する〜〜というので
人という字を三回書いて飲み込むと(笑)大丈夫だと教えました
彼の愛読書(笑)のイチローさんのことが書かれたチチロー氏の本にも
同じような場面があったとかで、喜んでおりましたが・・・・・

さて、本番
開会式は、緊張しながらも『いきものがかり』の【風が吹いている】に合わせ
手話による合唱や、くす球割りなど、大役を無事に果たし
本番の学年の舞台でも、調子のいいときに出るおふざけまで出て
しっかり頑張ってくれました

・・・が、しかし・・・・

教室に戻り、さぞかし、したり顔・・
得意満面の偉そうな態度で、調子こいているのだろうと思いきや
記念撮影にも下を向いたままで、机に伏せて、ずっとくすぶっております
何なんだろうなぁ・・・と不思議に思っていると、廊下に、三年生の時、
途中から担任をして下さった、今は異動された大好きな先生が・・・
少し前にご結婚され、今は六ヶ月の大きなお腹をなさっています
お若くて可愛らしく、とても良くして下さった素敵な先生ですが・・・

はは〜〜〜ん・・・なるほど・・・
どうやら原因は「それ」のようです(^m^)v
先生の大きなお腹にショックを受けてしまったようです
もちろん、何故赤ちゃんができるのか・・など知らないでしょうが
ご結婚されて、異動されて、更に赤ちゃんが・・・となると
どんどん自分から離れてしまうようで、寂しくなってしまったんでしょうね^^
結局、落ち込んだまま、1日目を終えました

2日目の朝、バス停に送るとき、昨日のことを思い出して
ちょっとからかってみたくなり
「あ〜あ〜〜可哀相に・・S先生に、K先生、取られちゃったねぇ」
(S先生というのは、その先生のご主人になられたイケメン先生のことですが)
と言うと、何やら捨て台詞を残して、走り去ってしまいました(笑

S先生は、ケイの学校の先生で、今回の『事件』で、
私も他のお母さんから聞いて、初めてその存在を知ったのですが
誰が見てもイケメンで、美男美女のお似合いのカップル
ケイヨウもそれは十分に認めているので
S先生に負けたことはかなり悔しいと思いつつも(笑
仕方ないと諦めは付いているようで(^^;
そのことに触れると、少しだけ悔しそうに、苦笑いをしています
ま、可哀相なので、私もこれ以上は
突っ込まないようにしようと思っておりますが(笑
彼にしてみれば、初めての失恋体験だったのでしょうね^^
でも、いいですね・・この感じ

・・・こうやってぇ、たくさんの悔しさや辛さを乗り越えて、
君たちは大人になっていくのだよ・・・

と寅さんのように、『若者』に言ってみたくなるような出来事でした^^

しかしながら、今回の学習発表会
開会式の後の和太鼓の演奏や、閉会式の前の、高三の子達による
お芝居の舞台も観ましたが、手作りの大道具や背景、
衣装や、演技そのものも、手が込んでいて素晴らしいものでした
皆が生き生きし、また、支援学校なので、肢体の不自由な子や
人前が苦手な子や、話すこと、聴く事のできない子たちもいる中で
各々の特性を生かした設定で、しっかり役割を果たしていました

まさしく青春そのもの・・・
来年の春、卒業を迎えるこの子達は、その後、どこかの作業所や
ディサービスの施設へと、離れ離れになり、旅立っていくのでしょうが・・・
今、ここにいるこの時間を、精一杯楽しんで頑張っている
その姿を見て、思わず涙が出そうになりました

今を精一杯楽しんで・・・
そして、ケイヨウも、思春期から青春期を迎え
やがて旅立っていくのですね・・
色んなことを感じ、心を動かされ・・・
とても感動を覚えた学習発表会でした



これは
『高等部の大きなお兄さんたちに混じり、失恋した一番チビのケイヨウが
列の真ん中で緊張しつつ、手話を頑張っている閉会式の図』
です(笑

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posted by マロニエのこみち・・・。 at 09:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 育児 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月06日

「大船渡の栞と特産物と・・・」

東京のやまきさんにグラスのお仕事をお願いしたら
素敵な作品と一緒に、可愛い栞が送られて参りました

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やまきさんのリンク先に、この栞と一緒に企画されている葉書や年賀状など、
【ぼんずプロジェクトさん】のことも詳しく書かれているので
ご高覧くださいませ
被災松を使って作られたというこの栞ですが、松の香りに癒されます
手触りは、和紙風の裏面がつるつる・・
表面は少しザラっと木の凹凸を感じ、
柔らかく張りがあってとっても気持ちいい感触です♪

大船渡の特産物といえば、前に【かもめの玉子】も頂いたのですが
これも可愛くて美味しかった〜〜〜
大きさは、烏骨鶏とか、チャボの卵くらいかな・・・
外だけでなく、ゆで卵を割ったような本当の玉子のデザインになっていて
程よい優しい甘さでした
黄身の部分のほろほろっとした感触に癒されました

あと、同じくファンになったのが、あの幻の【雪っこ】
隣町の陸前高田の酔仙酒造さんの活性原酒ですが、
ずっとネットで探していたけど、手に入らなかったので
頂いた時はうれしかった〜〜
こちらも優しい甘さ・・
岩手の食べ物は、甘みの使い方が秀逸ですね
まったりしたとろけるような雪っこの舌触りは、
コタツの中で、障子の向うに積もる雪を見ながらの雪見酒・・・の気分
でも、小さな缶を一本空けたら、ここは何といっても『活性原酒』ですから
調子に乗ると足をとられます(笑
だから、じっくり腰をすえて雪見酒の気分・・・
缶に描かれた絵も可愛すぎるんです!
寒くなっていよいよシーズン・・
これから先、またネットチェックが始まります(笑
頂いてばかりでなく、自分でも買わないと・・・!

やまきさんは、ご実家を被災されてから
率先して故郷の復興のためにご尽力なさっていましたが
この頃は、新聞やTVの取材も来られるほど
しっかり東北と東京の橋渡し的担い手となられています

まだまだ復興には程遠い現状ですが
美味しいもの、可愛いもので癒されながら
ほんの少しでも復興のお手伝いができたら・・・うれしいですよね!

posted by マロニエのこみち・・・。 at 09:43| Comment(2) | TrackBack(0) | 素敵なグッズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月04日

「夜の京都・今昔」

昨日の土曜は、今週、学習発表会があるケイヨウの散髪に
近所の床屋さんに行きました
オジサンが一人でなさっているごく普通の床屋
ケイヨウは何故かここがとても気に入っています
昨日は予約がとても多かったようで、待ち時間が二時間ほどあったので
その間、近くにある【青少年科学センター】へ・・・
ちょうどプラネタリウムで子供向けの企画があって
可哀相なおひつじ座の話を聴きました
ここも彼のお気に入りスポット
リンクした記事はずっと前のものですが・・・
可愛らしいマルコメ頭
こんなに小さかったのですねぇ・・・(^^;

さて、無事散髪を終えて、
古の日活スターばりのナイスガイになったケイヨウ(笑

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この後、何となくぶらっとバス&地下鉄を乗り継いで、
この頃、これもお気に入りになった
四条烏丸下がるのサイゼリアに行こうかと思ったのですが
何となくピザよりもお寿司の口になったので
回るお寿司屋さんを探して四条界隈を放浪・・・(笑
三条にあるのはわかっていたので、
見つからなければ最終的にはそこへ・・と思いつつ歩いたけれど
結局見つからず、四条烏丸から寺町経由で三条河原町まで・・・
紅葉シーズンで人人人・・・流石にすごい人手でしたね

お寿司屋さんは、家族連れや、ガイジンさんで賑わっていました
二人でお皿を20枚積んで、満足して外に出ると、
辺りはいい感じに暗くなって・・・

いい気分の延長で、久しぶりに京都の繁華街を歩きたくなったので
ケイヨウは人生初の・・、私は●数年ぶりの、
カラオケボックスへ行こうと思い立ったのですが
若い頃から京都の河原町&木屋町の歓楽街の変遷を見続けて
ここ坂の町に引っ越してからは、すっかりご縁のなかったこの街の様子は
随分変わったところもあれば、まだ昔からずっと続いているお店もあって
なかなか興味深いものでした

とにかく、一時期に比べると、カラオケボックスが・・・ない!
結局、三条から木屋町通りを四条まで歩いたけれど見つからず、
河原町に出て初めて見つけ・・
かつてのボックスは、マッサージルームやネットカフェなど
癒し空間に変わっているところが多かったですね

さて、入ってはみたものの、機械の使い方がわからない(笑
ドリンクを持ってきてくれたお兄さんに教えて頂き
やっと大合唱大会へ・・・♪
彼の好きな『いきものがかり』『アンジェラ・アキ』『マルモリ』
『SMAP』や、童謡、唱歌を織り交ぜつつ
私は一緒に歌いながら、結局一番歌って楽しかったのは
かつては絶対に歌うこともなかった70年代の演歌(笑
『津軽海峡冬景色』『京都の夜』よかったなぁ・・・(笑

一時間半、根っからの歌好きお祭り男と盛り上がった後、
夜の街をぶらぶら歩き、クールダウンするために、喫茶【ソワレ】へ・・
さっきとは打って変わり、静かでクラシックな雰囲気も懐かしい・・・
美味しい珈琲と、ケイヨウにはバナナジュースで
一息ついた後、帰路へ・・・

随分お久しぶりの夜の街散策でしたが、溜まっていたストレスが無くなりました
たまにはいいものですね(^^;

ソワレで買ったゴブレットとポストカード
ボンヌママンのマロンクリームの大きい瓶は
明治屋で500円で売られていたので、思わず買ってしまいました♪

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posted by マロニエのこみち・・・。 at 13:58| Comment(2) | TrackBack(0) | 京都のお店 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする