2006年04月17日

「美しい歳の重ね方・・・@着物」

13日、先日亡くなられた御得意様の家に
最後の、納品に行ってきた・・・
このことは、また、後日、書くとして、
最寄の駅に着いたのが、予定より15分ほど早かった
駅の前に、大きな本屋さんがある・・・
この町に住んでいたとき、
よく通った場所である
ここで、時間待ちをしている間に
買ってしまった本がこれ・・・





岸 惠子さんといえば、今更言うまでもなく
百恵さんのドラマで『パリのおば様』と呼ばれていらした方であるが
私が、憧れる美しい歳の重ね方をされている
代表選手のお一人でもある・・・
これを機会に、日頃思っている憧れの歳の重ね方・・・
私が思う、老化との付き合い方、ファッション、美容などについて
独断と偏見の文章を、だらだらと連載で、書き連ねてみたいと思っている・・・

フランス人とご結婚されたことをきっかけに、
ソルボンヌでフランス語を学ばれた
私が生まれた年に、ジャン・コクトオの舞台で主役を演じられたり
離婚後、ジャーナリストや作家として、多彩な才能を披露されたり・・・
あの風貌に負けないくらい、エキセントリックな人生を
送ってこられたにもかかわらず
意外にも日本的というのか、あの独特の着物の着方に、
特に憧れるのである・・・

映画『細雪』でも、長女の役をされていたが、半衿を細長く出すあの着方・・・
とにかく、粋で素敵だった・・・
体型や、顔立ちから言って、私には似合わない
私の場合は、佐久間良子さんや、
吉永小百合さんが似合う色を、選んでいれば間違いがない
三女役の吉永さんは、婚期を過ぎた、まだ未婚の女性だと言うことで
紫や小豆色の濃い色のお着物を、娘風の着付けで着ていらしたが
あれは、実は、あまり似合わないと私は思う
また、佐久間さんにしても、黒などの濃色を着られると、貫禄が出すぎてしまう
どちらかと言えば、上品な薄色で、柔らか物が似合うのである
吉永さんは、シャープのCMで、色とりどりの衣装をご披露されていらっしゃるが
あれで比べれば、とてもよくわかる
薄色の方が、断然に魅力的である・・・

岸さんは、『かあちゃん』『たそがれ清兵衛』などでの衣装のように
当時の貧しい庶民のような、地味な紬や、絣の首元に
襟巻きをしているような、着物の着方をされているときが
とても好きなのである・・・

岸さん以外、着物の着方で憧れるのは
杉村春子さん、山岡久乃さんである
いずれも、故人であるのが悲しいが、この方々も、紬が似合う
杉村さんは、細い体躯に、ゆったりと、
しかし、きりりと巻きつけた着物姿・・・
なんというのか・・・芸術の範囲だと思う
山岡久乃さんは、いかにも江戸の女と言うような、
私などにはとうてい真似のできない、粋な着物姿だった

森光子さんや、池内淳子さんは、訪問着を着ておられるのを
よく見かけるが、このときは、正当派すぎて面白味がない
むしろ、着物デザイナーでもある宇野千代さんのようだと、
素敵を通り過ぎて、可愛かった
ユニークな生き方が、そのまま着物姿に反映されたかのようだった・・・
森さんや、池内さんの紬あるいは絣姿を、ぜひ、一度拝見したいと思う
どちらかと言えば、そういうものの方が、
お似合いになるような気がするのである・・・
森光子さんは、舞台では、そういう姿もされているが
普段のときに拝見したい
池内淳子さんに限っては、『女と味噌汁』シリーズの
芸者姿をもう一度、拝見したい
貞淑な女性というイメージだけではなく、
あの姿は、あまりにも艶やかで華やかで
内面からあふれ出る、心意気のようなものを感じた・・・



posted by マロニエのこみち・・・。 at 07:11| Comment(6) | TrackBack(0) | お洒落 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
『岸 惠子さん・・・・・
私が、憧れる美しい歳の重ね方をされている・・・』
マロニエさんの『憧れ』は現実のものとなるでしょう。

残念ながらマロニエさんが岸さんの年齢になるのを見届けることは出来ないと思いますが・・・
Posted by capucino at 2006年04月17日 17:32
capucinoさん

いえいえ・・・(笑)
それが無理だと言うことは、私にもわかっています
だからこそ、憧れなのです
でも、自分らしい歳の重ね方を、それもできるならば美しく
悔いのないようにできたなら、そんないいことはありませんよね
ありがとうございます!
Posted by マロニエのこみち・・・。 at 2006年04月17日 20:18
「立原正秋」が少し昔とても気に入っていて、いつもの事ながらやはり夢中で読みあさったことがあります。
現実の女優さんや著名人の女性ではないのですが、立原氏の物語のなかには、いつも着物姿の美しい女性が描かれていたように思います。
そして着物は綸子や縮緬系の柔らかな着物でなくて、いつも紬であったように思います。
立原正秋氏の命日には、結城紬を着た女性達が墓参りに来たと云います。
深い藍色にヒョッとすると芥子色の裾回しだったかも知れません。
こんなのは男冥利につきるかも知れませんね。
マロニエさんの着物評を読んでいてそんなことを思いました。
Posted by sekisindho at 2006年04月17日 22:40
sekisindhoさん

そうでしたか・・・うれしいです!
私も、高校時代、『冬の旅』を読んで以来、立原文学の虜になりました
以来、少しずつ作品に触れ、多分ほとんどの作品は読んでいると思います
氏の書かれる男性も女性も、究極の氏の理想像だと思いますが、憧れの究極でもあります
また、立原氏の、あの可笑しくなるまでの理想主義・・・
いわば『ええかっこしい』の部分までが、私は好きです
実は、偶然なのですが、今日、先にコメントを入れていただいたcapucinoさんが
ドウダンツツジのお写真をUPされていたので
立原正秋さんの愛された花だと、コメントを入れさせて頂いたばかりでした(笑)
Posted by マロニエのこみち・・・。 at 2006年04月18日 08:16
再び!
偶然とは云え面白いですね。とても驚きました!
お陰様でcapucinoさんのブログ拝見させていただきました。
とても素敵なブログをご紹介していただいたような気持ちです。
ありがとうございます。
Posted by sekisindho at 2006年04月18日 21:39
sekisindhoさん

本当、面白いですね^^
capucinoさんのブログ、なかなかいいでしょう?
最近、魅力的な男性方から、コメントを頂戴するようになったので
とても光栄に思います
実生活では、なかなか知り合うチャンスがないものですから・・・(爆笑)
Posted by マロニエのこみち・・・。 at 2006年04月19日 10:32
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