2006年06月04日

「蛍の思い出」

オルゴール宵待草

これは、一昨年の今頃、東京文京区の【竹久夢二美術館】で、
買ってきた【宵待草】のオルゴール
これをUPしたくなったのは、ステキな記事を拝見したから・・・

チンチラシルバーの美猫、ミミちゃんのお母様である
優しくて上品で、大好きなwaveさんの、
『ペルシャネコとの暮らし』
その6月2日の記事に、UPされたホタルブクロのお花
そして、この言葉に惹かれたからである・・・

『いにしえの子供たちが捕まえた
蛍を入れて遊んだのだとか』


う〜〜ん・・・なんて、ステキなんだろう・・・!!
ホタルブクロ・・・たしか、昔、実家の庭にも、咲いていた
だけど、蛍が入っているのは、見たことがないな〜〜
ぜひ、一度でいいから、眼にしたいものだ・・・

蛍・・・遠い昔、私も、蛍を見に行った・・・
あれは、確か、小学3年のときだった
それまで、単身赴任だった父が、赴任を終え、家に戻ってきた頃だった
それまでの、ブランクの穴埋めをしたかったのか、
思いついたように、よく車で、色んなところに連れて行かれた
今でこそ話が合うが、とにかく堅苦しい父親だったので
車で一緒にいても、会話などない
父も、会話をしようとするが、口の重い私にじれったいのか
結局最後には、説教じみてくるのが常であった
面白くもなんともなかった・・・
だけれど、断ることもできないし、私自身も、
父のぬくもりを少しでも感じたかったのかもしれない
渋々半分、興味半分でついて行った

その一つが、徳島、美里村の、とある谷に群生する蛍・・・
永い間、車に揺られ、山を越え、ようやく着いたのは、
せせらぎの音が静かに聴こえる、湿気の多い谷だった
その暗闇の中で、飛ぶ蛍の群れ・・・
もちろん、周りの風景など、ほとんど見えない
見えるのは、あたり一面、無数の蛍の発する、小さな弱い灯りばかり・・・
幻想的な世界だった
よほど印象深かったのか、そのとき着ていた、
白いカッターシャツと、ジーンズと、
お気に入りだった、サーモンレッドのフレンチ袖の
丸首チョッキのデザインまで思い出すことができる・・・

美里村といえば、故・後藤田正晴氏の故郷である
官房長官になられた頃のことだと思うが、
当時、父の実家の、少し前に亡くなった伯父が、
後藤田さんの出身中学の教頭をしていた
マスコミ関係者が押しかけて、氏の成績表などを始めとする資料を
知りたがったらしいが、
『それはできないと、ワシがあの時食い止めたんじゃ』と
最期に会ったとき、自慢そうに話していた・・・

京都、西木屋町高辻上がるの、一人暮らしの出発点であったアパートで
管理人の小父さんが、『●●・・・こっち来なさい』と言って
高瀬川に連れて行かれた
よく見ると、蛍が飛んでいたのだった・・・
連休中、ホテルフジタの東側の小路を歩いていると、
【蛍を育てています】の立て札が立っていた

今でも、高瀬川に、蛍はいるのか・・・
今は無き、アパートの辺りにも、今でも蛍は飛んでいるだろうか・・・

ほ、ほ、ホタル来い・・・
そっちの水は、苦いぞ・・・
こっちの水は甘いぞ・・・

【おいしい水】という曲が入っている、アストラッド・ジルベルトのナンバーは、
ボサノバの中でも、私の一番好きなものだが
これは、夫が恋愛中に、LPをテープに取り直してプレゼントしてくれたもの・・・
この時期に、似合う、聴いてみたい曲である・・・
CDでも、出ているのか、一度探してみたいと思っている・・・



posted by マロニエのこみち・・・。 at 21:28| Comment(16) | TrackBack(0) | 故郷の風景(徳島のこと) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
むかしよく通った北陸のとある渓に、これからの時季ホタルが大量に出ます。夕マヅメの釣りを終えて、真っ暗になった林道をトボトボ歩いていると、やがて周りにだんだん小さな青白い光の点滅が増えて行き、最後には取り囲まれるような感じにまで増えます。とても幻想的で少し怖くもある景色です。

おいしい水・・・
昨日は北陸の温泉旅館で「命の水(ラテン語でアクア・ヴィテ、つまり酒)」をたらふくいただいてきました。(笑
おいしかった〜〜^^
Posted by 107 at 2006年06月04日 22:00
その時のホタル、よほど心に残ったのですね、
それだけ記憶が鮮明だというのは。

何十年か前になりますが、真夏に志賀高原のホテルに泊まりました。
近くにホタルの群生地があるというので、夕食後散歩がてらに行って見ました。
暗闇の中で沢山のホタルが乱舞していました。
それ以後、あんなに沢山のホタルは見ていません。
Posted by capucino at 2006年06月04日 22:18
マロニエのこみちさん
アストラッド・ジルベルトと云えば、私にとってはやはり「イパネマの娘」でしょうか。ギターの合奏で初めてボサノバを演奏したときの曲目でした。
普段はピアソラを聴くことが多いのですが、ボサノバもときどき聴きます。ただし元アストラッド・ジルベルトの夫であったジョアン・ジルベルトを聴いています。
どんな時聴いているかと云えば、気持ちが少々つかれ気味の時が多いように思います。

ホテルフジタのそばで、ホテルが見られたのですか?
Posted by sekisindho at 2006年06月04日 22:28
107さん

おかえりやす・・・(笑)
『最後には取り囲まれるような感じにまで増えます。』
確かに、ちょっと怖いかも・・・
宮本輝さんの小説を思い出しました

『命の水(ラテン語でアクア・ヴィテ、つまり酒)」を・・・』
たらふくですかぁ〜〜〜
林檎病ちゃんは、いずこに行ってしまわれたのでしょう・・・(笑)
命の水だけでなく、お鍋もおいしそうでしたね〜〜
ご馳走様です・・・
Posted by マロニエのこみち・・・。 at 2006年06月04日 22:52
capucinoさん

こんばんは♪
『志賀高原のホテル』ですか・・・いい感じですね〜〜!
そういうところ、私は、まだ、行ったことないです・・・(涙)
蛍、さぞかし綺麗だったでしょうね
夏の高原で蛍・・・う〜〜ん・・・ステキですね!!
ありがとうございます♪
Posted by マロニエのこみち・・・。 at 2006年06月04日 22:55
sekisindhoさん

こんばんは
そうですね!『イバネマの娘』も、もちろん入っておりますよ♪
そうそう ジョアン・ジルベルトさん、私も、持っておりますが
やはり女性の方が好きかな〜・・・^^

ホテルフジタの蛍
あの辺り、保護区になっているみたいです^^
今の時期、そろそろ見られるのではないでしょうか
sekisindhoさん 京都に、来てみたくなられたのでは??^^
ありがとうございます♪
Posted by マロニエのこみち・・・。 at 2006年06月04日 23:01
りんご病は、すっかり退散してしまいました〜〜
もともと、症状が悪化しても数日で直るそうです。

誰もいない山の中で見るホタルの乱舞は、ちょっとファンタジックでボク個人的には宮沢賢治の世界を思い出します。ジョバンニとカムパネルラが空から舞い降りてきそうな…それで、そのままどこか異次元に連れて行かれそうな…そんな感じ。
やっぱり少し怖いですがね(笑
Posted by 107 at 2006年06月05日 16:07
竹久夢二美術館、私はまだ行っていませんが
夫は数年前に行った事があるようです。
上野はそう遠くないので行ってみたくなりました。

「大好き」って書いてくださって嬉しくてなんだか
胸がドキドキして涙が出てしまいました。
私もマロニエさんが大好きです。
伯父様の事読ませて頂いて後藤田さんのお名前拝見して
「あっ」と思いました。
夫の父が政治家で懇意にして頂いていたのです。
マロニエさんとのとても不思議なえにしを感じます。
Posted by wave at 2006年06月05日 17:26
>父も、会話をしようとするが、口の重い私にじれったいのか
結局最後には、説教じみてくるのが常であった
面白くもなんともなかった・・・

 ええ話やなあ。

 何かドラマのワンシーンみたいですね。私の娘も私と二人きりでいるときに何か考えてるのかなあ・・・・

 いや、あいつは何も考えてません。
Posted by 田中秀樹 at 2006年06月05日 20:06
まあ〜☆
綺麗!!
チョコレートみたいなオルゴールですね〜。。。

そして、蛍の思い出の鮮やかなこと。。
蛍のほのかな光のように、ぽっぽっと点る思い出のひとつひとつの愛しさ・懐かしさが伝わってきました。
Posted by kanaliya at 2006年06月05日 20:10
107さん

でも、ふと思ったのですが、今でもこれだけの蛍が出るんですよね!
そう考えると、貴重ですね!
いつも、景色と空気の良いところで釣り・・・
四季折々の風景や、風物に囲まれて・・・
考えてみれば、贅沢ないい時間をお持ちですね
とても素敵なライフスタイルだと思います
カッコいい〜〜ですね♪
ありがとうございます!
Posted by マロニエのこみち・・・。 at 2006年06月05日 20:20
小さい頃は蛍なんて珍しくもなんともなく、植物の茎に泡に包まれた卵がたくさんついていたことを思い出しました。今の人は、蛍の卵なんて見たこともないでしょうねぇ。今思うと、なんと貴重な環境で幼少期を過ごせたものかと思います。

宮本輝の「河三部作」、今も心に残る小説です。有名なのは「泥の河」ですが、私が一番好きなのは「道頓堀川」です。「蛍川」もラストシーンの鮮烈さが非常に印象的です。もう一度ゆっくり読んでみたいなぁ。
Posted by ギャンブラー at 2006年06月05日 20:20
waveさん

そんな風におっしゃられると、なんだか、照れます
恥ずかしくなってしまいます・・・・・・・(笑)
そうでしたか! ご縁ですね!!
狭い徳島のことですし、もちろん、伯父達は、旧知の中だと思います
でも、既に、鬼籍の人ばかり・・・
何だか、寂しくなりますね

竹久夢二美術館は、建物自体もレトロで、それなりに素敵ですし、
経っているところが、赤門の近くで緑が多く、とても環境の良いところでした
時々、興味深いイベントをされていて、常設の詩人の立原道造さんの記念館と
セットで観られると、割引価格になっているようです
面白い企画があるときに、ご主人様と、ご一緒にお出かけください
お勧めいたします^^
Posted by マロニエのこみち・・・。 at 2006年06月05日 20:42
田中秀樹さん

こんばんわ♪
いえいえ・・・わかりませんよ〜〜〜
お嬢ちゃま、案外色々考えられておられるのかも・・・(笑)

『ドラマのワンシーンみたい・・・』
そうなんですかね〜
確かに、私たち、不器用な昭和の父と娘ですから・・・(笑)
それに、田中さんのように、ジョークもわかるカッコいいパパならいいのですが
うちの場合、そんなんじゃぁなかったですから〜〜(^^;
ありがとうございます^^
Posted by マロニエのこみち・・・。 at 2006年06月05日 20:54
kanaliyaさん

ようこそ!^^
そうです!まさに、チョコレート色のオルゴールです
手のひらに乗るくらいの小さなものなので、
【今宵は月の・・・】から後は、ないのですよ^^

『思い出のひとつひとつの愛しさ・懐かしさ・・・』
うれしいです^^
私は、kanaliyaさんと同年代、少しだけ年上です
だから、結構レトロな話題が多いのですよ
気が向いたら、ときどき覗いてやってくださいませね
ありがとうございます!
Posted by マロニエのこみち・・・。 at 2006年06月05日 21:01
ギャンブラーさん

ようこそ!
そう言われてみれば、ホタルブクロの茎に、そういう物体を見たような気がするのは、
私の、夢まぼろしでしょうか・・・?
蛙の卵は、通学途中の用水路で、よく見ましたがね・・・(^^;

私も、河三部作、大好きです!
【泥】と【道頓堀】は、甲乙つけがたいです
どちらの作品も、原作もよかったし、映画もまた、よかったですね
(加賀さんも松坂さんも、お綺麗だった・・・)
道頓堀も、あのような情緒は、もう無くなっているでしょうね(涙)

マイナーなところで【真夏の犬】これ、大好き!
私の中の宮本輝の世界は、やはり、こういう感じなのですよね〜〜
ありがとうございます!
Posted by マロニエのこみち・・・。 at 2006年06月05日 21:12
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。