2010年01月26日

「日々雑感@・・・本屋」

所用があったので、坂を下りて商店街に出た
帰り、いつも立ち寄る町の小さな本屋さんで雑誌を見、
特に買いたいものもなかったので、今度は文庫本のコーナーに行った
前に言っていたように、立原正秋の本を
久しぶりに覗いてみたくなったのだ

ところが、ない・・・
置ける数が限られているので、
ある程度絞り込まなければならないことはわかっているし
出来れば売れそうなものを並べたいというのは商売人の常だろう

軽く見渡したところ、目に付いたのが、東野圭吾氏の作品と【竜馬が行く】
東野圭吾氏が売れっ子作家だということはよくわかっている
前に【手紙】が毎日新聞で連載されたときは
面白いので日曜が楽しみだった
竜馬が行くも今時然り・・
だけれど、はたしてそれでいいのだろうか・・

これらの作品は結局のところ何処にでもあるわけだし
竜馬が行くを全巻揃えようと思えば、そこそこの金額になるわけだから
古本でいいや・・ということにはならないだろうか
あるいは、よかったからと、
いっそのことハードカバーで永久保存になりはしないか?
町の小さな本屋さんなら、そうであるだけ
店主の趣味が、もっと濃厚に出されていてもいいのではないだろうか・・
少なくとも私ならそうする
他にはないマニアックな本やその関連雑誌
ならびに切抜きのスクラップなど・・
もしもそれで採算が合わなければ、もっと他にやり方を考えればいい
また、珍しい本があれば、今の時代、ネットでもオークションでも
探している人はたくさんいるのだ

私だって、以前、オークションで
古い古い雑誌の1ページを、
ちょっとここでは言えないような値段で買ったことがある
何を隠そう、昨日訃報を書いた原田康子さんのデビュー当時の
自宅でインタビューがあったときの記事である・・・

そういえば、中学時代も地元のあちこちの本屋さんを
自転車でよくはしごしたものだ
それこそ、店ごとに置いてある本の内容が違って
見て回るだけでも楽しかったし
また、出版社によっても、作家の作品の数が偏っていてそれを知るのも面白かった
あの頃読んだ山手樹一郎の時代小説は春陽堂にしかなかったし
一人の作家の本を探すために、
色んな出版社の棚を目を皿のようにして見たものだ

店の小母さんは、奥の居間との境辺りで
椅子に座って編物などをしながら
私が本を立ち読みしているのを
何時間でものんびりと気長に待っていてくれたものだ・・・

私もこのところ、以前のようには本を読まなくなったし
古本で間に合わすこともよくあるから偉そうなことは言えないけれど・・
どうせ商いをするのであれば、もっと楽しんでやりましょうよと
個人商店の皆様にそっと言ってみたいのである・・・



posted by マロニエのこみち・・・。 at 20:49| Comment(4) | TrackBack(0) | 独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
本屋さんにしても然り、何を扱うにしても、チェーン店とか大手のお店にも、総合的に考えれば、私達消費者が利用する利点や便利さはあります。でも、そういった画一的・平均的な流れの中にあって、個人の方が経営しているお店というのも、独特な魅力や醍醐味を持っていると、私も思います。時に、割合でいくと少ないとは言え、「ウワ〜ッ!」と、圧倒されるような個性やカラーや拘りのようなものに出会えることもあって、感動します(笑)。その時から、俄然そのお店のファンになりますよね! 得難いものとか貴重なセレクションを施しているということで、この記事でも仰っているように、値段が高くなっても、そういう買い物は惜しまないという人たちというのは、必ず現れるもの。。。

話は、本屋さんからはそれてしまうのですが(笑)、宮島へ旅行した時に入った和食のお店で、名物のアナゴ釜飯を食べた時のこと。そこのまだ若い感じのお店の女性から、養殖や輸入ではなく、広島・宮島産のアナゴを使って、生米からいっしょに炊いているのは家だけで、その味の違いを試してくださいと説明を受けた瞬間、思わず心の中で「ウワ〜ッ!」って叫んで、感動が湧き起こりました。そして頂いたお料理の美味しかったことと言ったら、忘れられません。こういう拘りが新鮮に感じましたし、嬉しかったです。
Posted by shon at 2010年01月27日 07:09
shonさん

こんばんは♪
>「ウワ〜ッ!」
というshonさんの感動、ダイレクトに伝わって参りました^^
そのお店はたまたま入られたのでしょうか・・
本当にラッキーでしたね!
まだ若い方たちがこういうポリシーでお店をなさっておられるのは素晴らしいことですね
実は近所にお米屋さん兼酒屋さんがあるのですが
お米は色んな種類が置いてあり、好みの胚芽の量をその場で精米してくださいます
自然食を扱ったりもするこだわりの店で、美味しいのでいつもここで買い求めています
そのご夫婦も、まだ30歳前後・・活気があります
そのお米を使ったおにぎりやポテトサラダなどちょっとしたおつまみがあって
実は立ち飲みもあるのですが、流石にそれはできません・・・
なんとも悩ましいと思いながら、後ろ髪を引かれる思いで帰ります(^^;
いつもありがとうございます♪
Posted by マロニエのこみち・・・。 at 2010年01月27日 23:31
こんにちは。

立原正秋に激しく反応・笑。
20代のころ、かなーり好きでした。

白磁とか、青磁とか、焼き物に興味を持って観るようになったのは、立原正秋を読んでからです。

マロニエさんと、好きなもの(好きなタイプかな?・笑)、やっぱり似てるかも〜★
Posted by みどり at 2010年01月28日 15:43
みどりさん

こんばんは〜♪
そうだったのですね!
高校時代、「冬の旅」を読んでからです
20代〜30代、はまりました(^^;
ほんと、「ええかっこしい」のある意味、困ったオジアマではあるけれど;
あの美的感覚、本当に最高だと思っています
先日、エッセイを久しぶりに読んでやっぱりいいわ〜〜と思いました^^
>好きなもの(好きなタイプかな?・笑)、やっぱり似てるかも〜★
ええきっと・・♪
本郷だけではなくて、鎌倉も一緒に歩かなくてはなりませんね(^^v
いつもありがとうございます♪

Posted by マロニエのこみち・・・。 at 2010年01月31日 17:48
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