2012年11月20日

「秋の読書と挿絵にまつわる・・・@」

夏の間は、オールナイトニッポンを聴きながら仕事という
夜更かし三昧の日々を過ごしておりましたが
どうも睡眠不足気味で体調もよろしくなく
また、こう寒くなると温かい毛布の感触が恋しいので
この頃は、できるだけ早く布団に入るようにしています

でも、入ったからといっても眠れないので
溜まっている本を片っ端から読むのが、このところの日課となっております
夜の読書のお伴は、ウェスキー入りのお紅茶であります・・
で、少し前に読み終わったのはこちら・・

お目にかかれて満足です(上) (集英社文庫)
お目にかかれて満足です(下) (集英社文庫)

DSCF0437.JPG

本くに子さんのロマンティックな表紙が可愛い・・・

田辺聖子さんの本を読むのは久しぶりで、
最初は、ちょっと苦手な、やたら括弧書きの多い文章や
あっちこっちと話が飛ぶのに少し閉口しながらも
主人公が、大好きな手芸や編物の作品を、
神戸の洋館建ての自宅をアトリエ兼店舗にして、
仕事をはじめると言う設定に興味を持ったのと
その主人公の生み出す作品群・・・
カラフルなニットのワンピース、遊び心のあるバッグや小物類、人形など
懐かしい70年代の匂いがプンプンして
古い洋館の描写も素敵で、イメージが頭の中で膨らみました

また、私の恋人、ユーゾー(サエキ)を長身の船乗りにしたような
魅力的な義弟の存在にも、主人公と同じ目線でドキドキハラハラさせられ、
ごく普通の主婦だった主人公が、
自分の仕事に自信を持ったことで精神的にも自立し、
ちょっとしたことでこじれてしまう愛すべき夫との日常のいざこざも、
軽く受け流せるような大人の女性に変わっていく様が、
実に見事に描かれていました
特に最後の月夜のシーンは素晴らしく、
いつのまにか、魔法にかかったように、本の世界に惹きこまれ
あっという間に上下読み終わりました

流石に数々の賞を受賞している田辺聖子さん、
やはり只者ではないなと言うことを認識させられました

そして読後の解説を担当している林真理子さん
これがまた憎い・・・
本当に心憎くなるほどに、適切かつ上手い表現をなさっています
女流作家、恐るべしです

posted by マロニエのこみち・・・。 at 09:46| Comment(2) | TrackBack(0) | 本・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
本の表紙の絵、まだお会いしたことの無いマロニエのこみち・・・。さんと重なります。 ブログ訪問もまったくできていなくて申し訳ない感じです。
少し前にPCがおかしくなって、買い換えたのですが、まともに引越しもできていないので不自由です。 ぼちぼち・・・
そんなこんな、仕事も、帰宅してからも、ストレスの種が尽きないといったところで、休日はできるだけ無心になるため持って来た原付バイクで山道を走っています(笑)まるで高校生並み・・・
Posted by kei at 2012年11月25日 21:31
keiさん

こんにちは!
いつもありがとうございます♪
今朝は雨が強くて通勤もたいへんでしょう
すっかり晩秋の景色になりましたね
ちょっと前の田辺聖子さんの本の表紙って
殆どがこの方のイラストですけど
ちょっとレトロで不思議な世界・・
確かに「くくり」でいうとこの系統?(笑
今は、観光シーズンで、街中に出てもストレス溜まるだけなんで
山道の方が健全ですよ^^
私も気持ちだけはまだ女子高生でございますよ(爆
Posted by マロニエのこみち・・・。 at 2012年11月26日 09:02
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