2013年09月21日

「修学旅行とお針子たち」

今週末、ケイヨウは初めての修学旅行でした
一泊二日の神戸・・・
須磨水族館や、船のクルーズ等々、目いっぱい楽しんできたようです

帰ってきたわが子を見て、
また一回り、逞しく、大人になってきたのかな・・と
●十年前の自分の旅行のことも思い出しつつ
感慨にふける母なのでした


さて、その旅行一日目の一人の夜、
夕食もそこそこに、ラジオを聴きながら
10時半頃にようやく仕事が一区切りしたあと
窓の向こうの中秋の名月を観賞しつつ、
今、限定発売中の、【銀座ライオンブレミアム】を・・・
やはり、生は美味しいですね(^^;


その後、さて、何をしようかと、机の上をゴソゴソやっていると・・
少し前に購入して忘れていたDVDが出てきました





以前記事にしたポール・スミスを買った後、例によって送られてくる
アマゾンさんからの『あなたにおすすめ』の紹介メール・・
こういうDVDがあったことは知っていたけれど
正直カールラガーフェルドという人を少々敬遠していました
何といっても、我が敬愛するシャネルのブランドを買い漁る
『シャネラー』なる一族を生み出してしまった張本人だから・・・

サングラスに10本の指にジャラジャラのリング・・
例え才能がすごくても、あり得ない〜〜〜〜〜と思っていたし・・

でも、紹介文を読んでみると、どうやらカールご自身よりも
アトリエのお針子や職人にスポットが当たっている様子・・・
これはぜひ購入しなければ!と思って買っていたものでした

ところで、深夜一人で観たこのDVDはというと・・・

いやはやなんとも・・・・
頭をガ〜〜〜〜〜〜〜ンと打たれました〜〜〜〜〜〜〜!


屋根裏のようなアトリエに集まった服作りのプロフェッショナル集団
その殆どは、推定年齢5、60歳くらいの、
いい加減に貫禄のついた女性たち・・・

職場というよりも、パートにでも来ているのかと思うようなナチュラルさで
あのフランス、パリはカンボン通りのメゾンに入ってゆきます
そして、白衣を羽織ってカールのデザイン画を待つ・・・

何といっても、カールもお針子たちも、
お互いがお互いの腕を尊重しあっているかのような雰囲気が最高でした
発想が溢れて止まらないカールの無茶振りにも、仕方なく応えるお針子たち・・
全てが信頼関係で成り立っている最高のメゾン

え〜〜〜?こんなことまでバラしちゃうの?
結局、モノ作りの現場って、世界に名高い高級ブランドでも
この坂の上のしょぼいあとりえでも、
同じようなことをやっているんだなぁ・・・・と可笑しかったし・・

やっぱり、モノ作りの現場って、
こんな風になるのが当たり前だよね〜〜〜と、
昨今よくネットに見かける
『私、本格的に服作りを習ったこと、ありませ〜ん』
などと平然とノタマいながら、縫い目ヨレヨレガタガタの服を
作って売って得意になっているにわかアーティストさんたちの
(あまりにも辛辣すぎたかな〜〜?)
小綺麗〜〜〜に片付けられた殆どモノのない
すっきりした『アトリエ』なるヘヤを心で揶揄しながら
こっそりと、自己肯定(弁解?)したり・・・笑


そして、服作りについて良きパートナーになれる相手がいることは
正直羨ましかったなぁ・・・
信頼できる仲間たちと、意見や技を出し合いながら
コレクションという目的に向かって
徹夜も覚悟で作り上げる楽しみと達成感
自営業は一人だものね・・


・・・・と思いながら観ていたら・・・
またまた更に強烈な職人さんの登場・・・
シャネルジャケットの縁を飾るあのシャネルのブレードが
こんなところで、この人によって、作られているなんて知らなかった

一人が淋しい・・・
なんて、普段思わないことが頭によぎった瞬間に、そんな甘い考えなど
ガツン!と一言で払拭させてくれた超スーパー職人の御婆ちゃんは
残念ながら、今はもう亡き方のようでした
もう、シャネルスーツに、オリジナルのブレードが飾られることはない・・・
なんとも残念なことです

それにしても、やはり手仕事は素晴らしい・・・

今、ちょうどかかっている服は、ほとんどオートクチュールの仕事
材料だけで軽く10万を超えるフランス製のリバーレースや
同じくおフランスのコードレースの裏にはシルクサテンを重ね
体に沿ったタック、フレアー、レースモチーフ
そして仕上げにビーズ刺繍を身頃に付けてゆくという
完全手仕事のウェディングドレス&ジャケット

なかなか仕上がらない作品だけれど
あのお針子のマダムたちも、今、このときに、同じように
針抜きを入れた指で、一針一針・・・
美しい服を作り上げているのだと思ったら・・・・・
俄然ファイトがわいてきました!

もう、これは私の座右の書ならぬ座右のDVD
心が折れそうになったとき、いつも鑑賞したいと思います

それにしても・・・
時代が遡って、もし別の人生を歩むことができるとしたら・・・
私はシャネルのメゾンに入りたい・・・
今からでも叶うなら、例え一週間でも、一日でもいいから
あのマダムたちに頭を殴られてきたいものです
そして、やっぱり、カールラガーフェルドってスゴイですね
才能ある超人のみならず、
温かい血の通っているカリスマなのだと思いました

さて、我があとりえのオートクチュールもいよいよラストスパート・・
メゾンシャネルのお針子になったつもりでガンバリマス!

posted by マロニエのこみち・・・。 at 16:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・テレビ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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