2016年06月27日

「森田公一氏・love」

昨日は、発送しないといけない仕事があったので
絵のアトリエに行かず、家の中でプチ工場状態・・
ダンス用にするというシャツ8枚、無事に発送完了♪

外は雨、傍では手芸男子が刺繍している...
久しぶりにゆっくりした土曜日、悪くないです


BGMは【森田公一ヒット&シングルコレクションゴールデン☆ベスト】
もし、日本の好きな作曲家ベスト3はと訊かれたら、躊躇なく
船村徹、木下忠司、森田公一の三氏を挙げる私ですが
このCDはすごいですよ

DISC1が、森田公一さん作曲のヒットソング集
DISC2は、森田さん単独、あるいはトップギャランのヒットソング集



阿久悠さんが亡くなられた当時の追悼番組は
都倉俊一さんが、コメンテイターとして仕切っておられた
もちろん、あのような華やかな場所が格別似合うし
山本リンダ、ピンクレディなど、
70年代を代表する歌手の大ヒットソングを
お二人で手掛けられた先生だから
こういうとき、本当に親しかった人ほど表舞台には出てこないものだとか
そんな皮肉をいうつもりは毛頭ないのだけれど
ヒットソング目的には留まらない
本当に阿久先生の思いが書かれているのではないかと思うような
ある種、内省的な歌詞の作曲は、ほぼ全てが森田公一氏の担当なのだ


単なる仕事仲間というよりは、いわゆる盟友ともいうべき
心の通じ合った仲間だったのではないのだろうかと
作品を訊くたびにそう思う
多分、当時、氏は、一人ご自宅か行きつけの店で
辛いお酒を飲まれたのだろうと、心情を推察し、胸が熱くなった


私がファンになったのは【過ぎてしまえば】以降だけれど
高校時代、これが入ったLPを一人部屋で聴きながら絵を描いていた
【下宿屋】【乳母車】【人間はひとりの方がいい】・・・
正直暗い(笑



以来ずっと、LPが出るたびに、一枚そして一枚と
解散、それ以降も、ひたすらレコードを集めたが
あまり大っぴらに人に言うことははばかられて
いわゆる『隠れ大ファン』なのだった


例えば、中年男性の愛唱歌【時代遅れ】
誰もが河島英五の代表曲だと思われているようだけれど
作詞、阿久悠、作曲は、森田公一である
ボーカルも、河島英五をくさすつもりなどないけれど
やはりご本家、森田公一のボーカルヴァージョンの哀愁には勝てない


正直、ボーカルには、あまり向いていないお声に感じるけれど
それがかえって朴訥とした効果を与え、作品に合っている
そして歌う時の真摯な姿はたまらなくセクシーだと思うが如何だろうか
なんというのか、清潔感がある
べた褒めすぎるのかもしれないが・・・(笑



新井満さんのデビュー、電通の社員が歌手でデビューしたと
当時はかなり話題になった
しかも化粧品のコマーシャルソング
てっきり新井満氏の作詞作曲だと思っていたけれど
これも阿久&森田という最強コンビの作である



キャンディーズ、アグネス・チャン、天地真理、桜田淳子など
70年代を代表するアイドルの大ヒット曲の殆どは森田氏作曲のもの
途中、転調するものが割と多いが、気持ちの悪い転調ではなくて
曇り空にパッと陽が差すような・・
あるいは、晴れ間に微かに影が落ちるような
心地よい安らぎを覚えるような転調なのだ



これらの70年代のヒットソングを聴いて広がるのは
もちろん当時を過ごした徳島の青空と、
今頃であれば青田を渡る心地よい風の感触である
しばし、私は10代の少女になれるのだ

そういえば、故郷には、今は知らないが【阿波の狸祭り】というものがあり
そのテーマソングを作られたのも森田公一氏
当時、氏も、トップギャランを引き連れて
よく故郷に来られていたらしい


それを聞いて私は、かなりリアルな夢を見た

お祭りに行ったとき、森田氏にお会いしたのだ
あのお姿、おのお声で、話しかけてくださり、握手をした
あまりにあのまんまだったので、夢ではないのではないかと思ったくらいだ
でも、夢である
当時私は、故郷を後にしてだいぶ時が経っていたので
後年出来た狸祭りには行ったことがないのである



ちなみに氏は、日大藝術学部卒
第7回の日藝賞を、小説家のよしもとばなな氏とお二人で受賞された
華々しい実績を残しながらも
華やかな場所にあまり現れることがないというのか
功績があまり広く一般的に認知されていないというのか
早々に、故郷に身を寄せられて、
大好きな釣りを楽しまれる悠々自適の暮らしをなさったところも
噂によると、悪酔いしたら、目が座り怒り出して
グランドピアノを要求するのだとか
そんなところも、あのヒット曲にあまりに似合いすぎて好きだけれど
普通に素晴らしい受賞をされたということがファンにとってはうれしい


でも、ちょっと遅すぎるのでは・・という気がしなくもなく
そこがまた奥ゆかしく、らしくて好きなのだ


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posted by マロニエのこみち・・・。 at 01:10| 京都 ☀| Comment(4) | 懐かしの歌謡曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私も森田公一さんの曲が大好きです。

ひとつ どうしても知りたい曲があるんですが、知恵袋やネット検索しても分かりません。
もしお分かりでしたら 是非 教えてくださいませ。

70年代にラジオ番組で京都の歌の特集をやってた時に、森田公一が歌ってた曲が何だったのかが どうしても知りたくて仕方がありません。
確か『京都の春は』で始まる曲だったと記憶しております。
メチャクチャいい曲ですが…

宜しくお願いします。



Posted by 山崎章雄 at 2016年09月14日 10:16
山崎章雄さま

はじめまして。
ご安心ください。
わかりますよ〜〜🎵

それは【北山杉】という曲です。
私も大好きです。
高校時代、この曲が収録されているLPを繰り返し聴きながら、京都への憧れを強くしました。
京都に住んでもう既に40年近くなりますが、この曲はほぼ私の原点でもあります。
今でも、北に行き北山杉を見ると、この曲が浮かんできます。
よくぞお尋ねくださいました(^^♪

著作権に違反するのかどうかわかりませんが
とりあえず歌詞はこれで、伊藤アキラさんの作詞、作曲、編曲が森田先生です。
【THE BEST ヒット曲全集 森田公一とトップギャラン】という
森田さんがブルーのジャケットに白いパンツスタイルで、
コーヒーカップを右手に持たれているジャケットのLPに収録されていますので
今見つけるのは難しいかもしれませんが、よかったら探してみてくださいね^^


〜〜〜〜〜〜〜〜〜

@
京都の春は 桜がはらり
つめたい風が 河原へはこぶ
高尾の奥まで 春は届かず
北山杉には 冬の傷跡

旅館の小部屋に 荷物を投げる
酒をのむには まだ早すぎる
あの娘は今ごろ どうしているか
空を見上げれば ああ、雪まじり


A
京都の春は 忘れた恋か
切れた雲間に薄日がもれる
日暮れの栂尾(とがのお)今夜は冷える
ほんとうの春には まだまだ遠い

コートのエリなど 立ててはみても
胸にしみこむ 風はつめたい
あの娘は今ごろ どうしているか
空を見上げれば ああ、雪まじり
Posted by マロニエのこみち・・・。 at 2016年09月14日 11:10
初めまして。

アーティスト名・北山杉で検索したら、
このブログに行き当たりました。

やっぱり曲のタイトルは北山杉でしたか。

実はこの曲が聴きたくなってAMAZONで探したけれど、
収録されてるアルバムが見つからなくて、
GOLDEN J-POP/THE BEST というアルバムを買って今聴いてたところです。

でも私が買ったアルバムでも、好きな「中央線御茶ノ水」や
「友が偉く見える日」が収録されているのでけっこう楽しめました。

今聴いてみると、当時20歳前後でアナログLPを聴いていたころには感じなかった、
また違った感慨があって、買ってよかったです。

ブログに書いてらっしゃるように、ボーカリストとしてはいい声だとは言えないし、
あの絞り出すような歌い方もけっこう好みが分かれるところだと思うけれども、
ヒットメーカーとして、ほかの歌手の方に提供していた曲を聴いてるだけではわからない良さが、
森田公一さん自身が歌う楽曲にはありますよね。




Posted by 古口紀寛 at 2016年12月16日 15:06
古口紀寛さん

はじめまして
コメントありがとうございます!

北山杉の検索で、少し前にも森田公一さんのファンの方からコメント頂いたばかり。。
本当にうれしい限りです!

北山杉は、どちらかといえば、先生の楽曲の中では地味な作品だと思いますが
こうしてずっとファンの心に残っているということ
素晴らしいですね♪

中央線御茶ノ水駅もいいですね。
お茶の水から中央線は・・・で始める歌詞が本当なのかどうか
上京の際には気になって確かめようとしましたが
日常使いしていないのでよくわからず。。^^;

高校時代に聴いていたマイナーな曲の数々が
何十年たっても色褪せない。。
むしろしみじみと思い出してしまうこの魅力はなんでしょう。

共感できるファンの方とお話しできることにも幸せを感じます。
ありがとうございました。





Posted by マロニエのこみち・・・。 at 2016年12月16日 15:40
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